寂法師

コテハン名 寂法師 (トリップ:なし)

説明 「詠史」スレッドで歴史に題材をとった詩を書いている。七五調のものが多い。
何故なら、土井晩翠が好きで彼の詩を参考にしているからである。
格調高く詩を仕上げたいと思っているが、つい詩を色物じみたものにしてしまう事が多い。
幸田露伴や木村鷹太郎などの学者に対する憧れを詠む詩を作るのが特に好きである。

コテ名の由来 寂しい人間だから。

詩、評価レベル かつて評価系スレッドで60点をもらった事がある。
晩翠詩の高みには遠く及びません。

騙り いない。

厨房レベル 並。

人気 あまり認知されていないと思う。
「詠史」スレッドは寂しい場所なので皆さんたまに来て下さい。
詩のお題も随時募集中です。

 # とご本人さんは仰ってますが、下記のような意見もあり。
寂しさに耐えられずたまにageる姿に共感する地下スレ住人も多い筈。
詩に特徴もあるため、認知度はそこそこあると思われる。

出現スレ 詠史
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1087970259/ (dat落ち)
html化されるまでこちらで補完

詠史詩 歴史を詠む その二
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1111160808/ (dat落ち)

代表作品 --詠史スレ30-31より--

『露伴』

志操忘れた 白面の
書生貪る 懶惰の気
父母の鴻恩 忘れはて
高いびきのみ 高瀬舟
宵の遊郭 明けの酒
誰か正道 示し得ん
誰か正道 示し得ん

「豎子 学海に 倦むなかれ」
大音声に 雷喝を
発する方を 仰ぎ見よ
白髯たくわえ 痩身に
偉なる学才 備えては
士の淵叢の 事を執り
学林深く 座す高士
斯界の巨擘 老露伴

豎子 学海に 倦むなかれ
滔と説かれる 努力論
福を積み上げ 福を分け
努力を一に 克己せば
無限の大業 成し得べし

心入れ替え 膝をつき
至誠の心 表せば
翁も心に 感じたか
莞爾と笑い 消え失せぬ
さては一炊 夢の内

真の学人 老露伴




--詠史スレ21-22より--

『外道祭文 人の世地獄』

さても地獄を どこぞと問えば
娑婆と言うのが そこいらあたりじゃ
義理と人情に 挟まれて
生きたながらの カスガイ地獄

世人感ずる 浪花節
学人密かに 笑唖す
義理を語るも 愚かなり
人情語るも 愚かなり

君知らざるか 暁闇に
茫と浮かべる 苛なる秘史
地獄は奈辺に ありやとて
ご照覧あれ 人の世地獄

人豺狼に あらざるも
食わねば死ぬる さらばとて
肉を相食む 籤引かす
不徳大王 カンビュセス

忘我恍惚 醒めやらで
人殺すとて 可なりけり
誰が呼んだるか 魔の山と
麻薬溢るる エルブール

月に群雲 花に風
栄える首府に 黒死病
鳥頭の医師 跋扈する
奇観現す 大ロンドン

こは人の世か 人の世か
無道酸鼻な 堕地獄か
人間の性 「悪なり」と
古人も歎ず 然るかな