第二十二回 お題:先 |
チャンプ作品 |
馬鹿
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チャンプ作品に対する批評 |
Canopus◆DYj1h.j3e うん、着眼点が素晴らしいです。 食べられていく袋の中の飴玉、その奥に挟まるようにしてカケラがある。 迫りくる死(?)を感じつつも、じっと待っているだけ。 ただね、淡々としすぎていて、読後感に希薄さが伴うんです。 味はあるんですけどね、の2点。 ドン亀◆YdTp8oxx7. 3点。 はっきりいって、ちっとも論理的な詩じゃない。 それどころか、たぶん作者はバカだ。 うまく言葉が喋れない奴だからこんな文章になるのだ、きっと。 しかし今回投稿されていた「イトミミズと棒っきれ」という作品でも語られていたが、 子供(バカ)の絵は、たまに物凄い異化効果をもっている。 この作品こそそれだ!と俺は思うのだ。「先越され」とかわけわかんねぇし、 いきなり風呼ぶし、払うって何を払うんだかさっぱりわかんねぇんだけど、 なんだかわかるよーな気がするところが不思議だ。 強い思いをもちながら不安定に揺れる気持ちそのものが言葉になったかのようだ。 理性に言葉を左右されないバカは偉大なり。 俺はこれに今回一番の強烈なポエジーを感じた。 もう本当、ギリギリのバランスの上で成り立っていて、ちょっとでもバランスが崩れていたら0点だった。 最後にちょっと誉めておくと、この作者はただのバカではなく、自分の言葉を使えるバカだ。 そのへんも高評価の理由。 ところで俺の思ってる作者と違ってたら、バカ呼ばわりしてごめんなさい。 激辛正当派◆PmUYNHN29Q 1点 飴玉の心情を豊かに描くことで、この詩全体が何かの隠喩に見えてくる。 最初、ナナメ読みしたときは恋愛詩だと思った。 でも欠片の味わいみたいに、ちょっと物足りない大きさかも。イメージの額縁。 霧都◆WISH/t.n/I 2点 しいな まほろ◆tYbIWmaS5o 1点 名無しの雄◆YWbBGuPijI 2点 皆さんご評価の通り、引っ掛かる所の無い見事な辻褄に力を感じました。 欠片の強い思いを感じますが、あくまでも受身な女々しさ。 その「女々しさ」が、次第に「したたかさ」にも思えて来るので不思議です。 チャンプおめでとうございます。 |
準チャンプ作品 (2作品同点受賞) |
しいな まほろ◆tYbIWmaS5o
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