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23:快楽童子 ◆plhXCa4.HY 10/8 2:25
僕の目をこうして
魚卵が裂けるように
瞬間の勢いのまま
液体を漏らす
汚物を吐くように
君を生んで
光を失った
僕の目をそうして
適度な距離をたもったまま
君の全身をみる
不可視なことを
知らないままに
熱で感じる
生暖かい侮蔑
湿度を感じる部屋に
縛りつけられたまま
体の器官を一つ一つ
失っていく
ようだ
君を生んだ僕が僕が生んだ君に食べられる
僕はまた君に転生をする
そして君に転生した僕は君が転生した僕を食べる
次に僕を食べるとき僕はどのように僕をたべるのだろう
次に君を食べるとき君はどのように君を食べるのだろう
君が僕を食べるのと僕が君を食べるのと
僕が僕を食べるのと君が君を食べるのと
どっちが早食いなんだろう
光を失うのと影を失うのとどっちが怖いんだろう
指だけ失うのと手を全部失うのとどっちが屈辱だろう
風が吹くと何が儲かるんだっけ
今はどこを食べられてるんだっけ
ああ口を吸われてる
君に口を吸われてる
歯を歯で噛まれてる
ぐきりとやられてる
鼻水がとまらない
鼻水なのかもわからない
もう少しで食べられる
完食されてしまう
僕が君に入るのか君が僕に入るのか
君を生んだのは僕なのか
生まされたのか生んだのか
ああ前頭葉がつぶされた
とてつもなくきもちいい
とてつもなく背徳な
これ以上ない快楽を
ああ脳みその
裏側を舐めている
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