新10 1-
50:名無し2.0 11/15 23:13
「ほしがきのもんだいてんについて」 1年2組もうきん
ほしがきは日本のだいじな文化なので作ろうとおもいました。
しかし毎年三千個は作るというおじさんにどこで干すつもりなのだときかれて
「とんきんです(め∀め)」とこたえたらおじさんはそくざに「だめ。カビる」と冷たくいうのです。
干し柿は初霜がおりるころにほしはじめて
きんと冷えた初冬のくうきの中でおいしくなるのだとおじさんはいいました。
そんなこといわれたって、とわたしはとてもはらがたちました。
でもおじさんはさらにいうのです。
「一日の最高温度が10℃をきるぐらいでないとだめ」
とんきんは現在最高気温がかる〜く20℃を超えるまいにちです。
なんのために苦労して柿の皮をむいたのか。
なんのために高いお金を出してビニールひもを買ったのか。
わたしの秋はなんのためについやされているのか。
おじさんはおもおもしくいいました。
「しょうちゅうのようなアルコールのうどの高い酒をふきつけてさっきんするしかないな」
なるほど。口にふくんでぶ〜〜〜〜〜〜っとふきつけるのだな。
しかししょうちゅう……そんなものはない。
こんやもわたしは手を渋でがさがさにしながら柿をむいているのです。
もう柿なんてなくなってしまえ。わたしは柿がきらいになりました。
干し柿が食べたかったらかえばいいのです。
もともとりんごのほうがすきかもしれません。
ああ渋柿よ渋柿よ ななきそなきそちゅうしゅうの 月はなんでもしっている
今俺が 何かでしんだらこの柿の しぼむすがたをたれかみるらん
もうほんきでいやだ。

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