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365:名無し2.1 1/28 11:16
身を刺すような深夜の空気は男の心と体を確実に蝕んだ。
しかしここでやめるわけにはイカなかった。
「やってやろうじゃなイカ、最後までひとりで」
男はイカ(間違ってスルメではなく剣先を買った)の目をしっかり見つめた。
「水は冷たくなイカ?」剣先は男を案じた。
「なあに、たいしたことはなイカら」男は笑ってみせた。そして背中に
「貼って使えるカイロ」を3つタテに貼った。賢いではなイカ。
孤独な戦いが始まった。
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