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350:Canopus ◆DYj1h.j3e. 3/10 1:12
こんな時ばっか来てすみません。梁山泊スレ、人大杉で書き込めず、
明日はネットに来られないと思うので、代理をどなたかお願いします。
〜〜〜
明日は絶対にこっち来られないので、取り急ぎ審査。
3点
>613-614 『落ちてくる』
ぼくのイチ押し。ソフト硬派とでも言うのかな、わずかに硬質なことばが積み
上げられながら世界が構築されていく、この詩の方向性は、ぼくは大好きです
。人々の生活を舞台での遊びに見立てて、そして突如として役所の終業時間の
ような幕切れ。カッコいい。
所々に分りにくい比喩(「松葉杖」とか「西の国の蝶」とか)があって、焦点
がややぼやけてしまった印象は否めません。
2点
>647-648 『ぼたん雪』
ぼくがすごい面白いと思ったのは、キーワードであり、話の中心でもある「ぼ
たん雪」のイメージが、どうしても掴み取れなかったところ。そう、中央にぽ
っかりと穴があいたまま、レトロチックにエキゾチックに話が進んでいくんで
す。そんな空虚さに身を任せる快感、魅力が、この詩にはありました。
多分、パラレルワールドとしての世界を描いたと思うんだけど、世界描写の不
徹底さが気になるところ。大連、双発機、コンビニ、そしてぼたん雪は、こと
ばとして、共存し得るものなんだろうか。
1点
>618 『あーもう、やってらんねー』
生命の誕生への軌跡を、マクロにミクロに転生させていく発想は、いい。ただ
その考察が未消化に終わってしまったのが残念で、読み手にうまく伝わってき
ません。そのもどかしさがタイトルにも表れたのかなあ。
以上です。選に漏れた作品にも魅力的なのが沢山あって迷いました。
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ir ver 1.0 beta2.2 (03/10/22)