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36:快楽童子 ◆plhXCa4.HY 6/8 1:53
殺してほしかった
かれをころしてほしかった
大都会でも太陽でもいいから
かれを粉々にしてほしかった
もしくは大学の講義のように僕を集中させない何かが
彼に向かい一言でも添い寝することのできなかった僕に
たった少しだけの勇気を与えてほしかった
すばらしい死に顔を僕に見せた彼は もうそれを受け入れていて
欲求のままくちづけをしても
手の届かない表情を ずっとずっと
みせつけていた
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